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2010年9月17日金曜日

見学会にご参加される方々へ

いよいよ、第2回見学会(茨城県)も明後日となりました。皆様おかわりございませんか?
17日の予想最高気温は27℃と過ごしやすく、また雨の心配もないようです。集合場所が、通勤ラッシュ時の池袋ですので、交通機関等、混在としているかと思われます。どうぞ、お気をつけていらしてくださいませ。
さて、当日の緊急連絡先をお知らせいたします。
お控えくださいませ。

緊急連絡先 09089795631

では、19日お会いできますこと、心よりお待ち申し上げております。

地方仏フォーラム事務局

訃報

昨日、9月16日地方仏フォーラムの設立にあたり代表を務めてくださいました鷲塚泰光先生がご逝去されました。72歳でした。先生には本フォーラムの設立当初より、様々な見地からご助言と、ご支援をいただいて参りました。6月の講演会のおりにいただいたメッセージに、私たちはみな励まされました。先生は奈良国立博物館館長をはじめ我が国の文化財に関わる重職を歴任され、また昭和から平成にかけて、多くの美術ファンを魅了した展覧会を監修してこられました。ここに生前のご厚誼を深謝し、会員の皆様方にも謹んでお知らせ申し上げます。
なお、通夜および告別式等は、下記のとおりです。謹んでご冥福をお祈りいたします。

通夜は20日午後6時から東京都品川区西五反田5の32の20の桐ケ谷斎場、
葬儀は21日午後3時から東京都江戸川区一之江6の19の18の国柱会本部。
喪主は長女麻季さん。

(青木淳)

2010年9月12日日曜日

もうすぐですね。茨城県の仏像に出会う旅

地方仏フォーラムの見学会も、もうすぐ来週の日曜日になりました。東京にいると、首都圏にある仏像を地方仏と呼ぶことにどこか違和感があるのですが、そうではなくて東京も含めて関東一円はかつて地方だった、と考えるとこの地方仏の概念が少しご理解いただけるでしょうか。仏像の個性はどのようにして生まれたのか、地域性は仏像の表情を果たして作ってきたのだろうか、というようなことを思い描くのもこうした地方仏と出会い、感じることができる楽しみの一つです。今回は笠間、桜川、石岡と茨城県の中部地域をめぐりますが、平安時代から鎌倉時代にかけて、関東でも屈指の仏像が伝来しています。出会うこと、知ることの楽しみを体験していただければと思っています。日曜日ですので渋滞などのより東京に帰りますのが遅くなるかもしれません。どうかご家族にお伝えになってください。帰着地はやはり池袋駅の予定です。よろしくお願いします。(青)

2010年9月8日水曜日

茨城県見学会 最終のおしらせ

皆さんこんにちは。

こんどの地方仏フォーラムの最終案ができました。すこし拝観箇所が多すぎるきらいがありますので、もし行けなかったらごめんなさい。回りきれないという可能性もあって不安ですが、行ってみましょう。(ということで今回はバスの中でお弁当になりそうです)あと6名程度です。

最終の行程はこのようになりました

9/19(日)8:30池袋西口交番前集合

楞厳寺(笠間市)・千手観音立像(重文)
岩間寺(笠間市)・千手観音立像(重文)

楽法寺「雨引き観音」(桜川市)・観音菩薩立像(重文)
祥光寺(桜川市)阿弥陀三尊像など

西光院(石岡市)・十一面観音像
田島公民館(石岡市)十一面観音(坐像)

お目にかかれるのを楽しみにしています。

地方仏フォーラム
青木淳

2010年9月1日水曜日

伊能一三さんとの対談

約二ヶ月の研修を終えて日本に帰るところです。たぶん浦島太郎のような気分になるのではないでしょうか。

ただ現実はそう甘くないようで、すぐに大学での講義が待っています。それと9月5日に有楽町の東京国際フォーラムのギャラリーで伊能一三さんと言う漆工の作家さんとの対談があります。17:00〜1時間ほどですが、金沢在住のユニークで素晴らしい作家さんなので是非皆さんに見知っていただきたいです。お時間がございましたら是非お越しください。
 
(青)

2010年8月25日水曜日

ごあいさつと第2回見学会のおしらせ

皆さんこんにちは。今年の夏は厳しい暑さのようですね。
と、まるで人ごとのように話してる私は、この夏は研修でヨーロッパで過ごしています。
学生時代に一度、2ヶ月ほどかけてヨーロッパの中心部を歩いたことがあるのですが、今回はヨーロッパの周縁部を北から南に向けて歩いています。ただ今回は時間に限りがあるので飛行機を使っていますが、北欧、東欧、トルコ、マルタと移動しています。

かれこれ7、8年前から大学で「東アジア彫刻史」という科目を担当していることもあって、いつもアジアの西の境界はどこにあるのだろうかということを考えてきました。しかし、ユーラシア大陸はあまりに広く、そして多様な民族や宗教が重層的に混在していて見境がつかずに迷っていました。そのこことを今回つくずく思い知らされました。しかしこの未知なる出会いゆえに、新しいものの見方や考え方がはじまる予感もしています。
またそんなことをこの新しいホームページでお話させていただきたいと思っています。

どうか今後とも地方仏フォーラムをお見守りください。

(青)

第2回見学会(茨城)のおしらせ

見学日

2010年9月19日(日)

見学予定地

弥勒教会(笠間市)・弥勒仏立像(重文)
楞厳寺(笠間市)・千手観音立像(重文)
楽法寺「雨引き観音」(桜川市)・観音菩薩立像(重文)
西光院(石岡市)・十一面観音像

*当日、ご法要などお寺のご都合などにより見学地が変更になることがあります。

講師

青木 淳 先生(多摩美術大学)

参加費用

¥15、000ー(バス代、昼食代、拝観料、保険料など込み)

※当日バスの中でお支払いください。

集合場所

池袋西口西口交番前 8:30

お申し込みについて

chihoubutsu@gmail.comにお名前、ご住所、ご連絡先をご記入しお送りください。


現在、対応に少々お時間をいただいております。ご連絡頂きました方には、
必ず折返しご連絡さし上げますので、大変申し訳ござませんが少々お待ちくださいませ。

(残席6名程度です)


〒158-0093東京都世田谷区上野毛1-15-9上野毛壱番館103号 
電話 03ー6318-2720 地方仏フォーラム事務局

海外の地方仏

先日、ちょうどスウェーデンにいた頃でしょうか。
いつも地方仏フォーラムこのことを気に書けてくださっている方から

「北欧に地方仏が生まれたらどんな仏様になるでしょう?」

という難しい問いかけを頂いて、以来夏休み中考えていました。ヨーロッパの場合、政治的にも、宗教的にも、そして民族的にも多様な文化が重層していて一概に説明することは難しい気がしました。ただルネサンス期の前後の時期を見ていると、なんとなく時代の先端とその反対側にある地方性のようなものを比較することはできる気がしました。
仏像におけるお釈迦様や阿弥陀様のように図像学的に基準となるものがこちらではキリスト様であったりマリア様であったりという点では比較的その造形の特色みたいなものを地域ごと考えることは可能かな?なんて思っています。ただそれが「偶像」としてのものであるのか「説明(インフォメーション)」としての造形であるのかという基本的な宗教的理解で根本的に分かれてゆくものかもしれません。

またいつか、皆さんのご意見をお聞かせください。

(青)